「一人暮らしを始めたいけれど、いくら用意すればいいのか分からない」
「家賃以外にどんなお金がかかるの?」
「引っ越したあとにお金が足りなくなるのは避けたい」
初めて一人暮らしを始めるとき、多くの人が気になるのが初期費用です。
新生活に必要なお金というと、
家賃。
家具。
家電。
くらいを想像するかもしれません。
しかし実際には、
賃貸契約に必要なお金。
引っ越しに必要なお金。
家具・家電をそろえるお金。
生活用品を買うお金。
入居後の生活費。
など、複数の支出が同じ時期に発生します。
そのため、
「部屋を借りるお金だけ用意すれば大丈夫」
と考えていると、入居後に予算が足りなくなることがあります。
一人暮らしの初期費用を考えるときに大切なのは、
最初から一つの金額だけを見るのではなく、何にいくら必要になるかを項目別に整理すること
です。
この記事では、一人暮らしを始める20〜30代に向けて、新生活で発生しやすいお金を分かりやすく整理します。
- 一人暮らしの初期費用は人によって大きく変わる
- 初期費用は大きく4つに分ける
- 1|賃貸契約に必要なお金
- 敷金とは?
- 礼金とは?
- 仲介などに関する費用も確認する
- 保証・保険・鍵などの費用も見落とさない
- 2|引っ越しに必要なお金
- 自分で運べば必ず得とは限らない
- 3|家具・家電に必要なお金
- 最初から必要なものを優先する
- 家具・家電はサイズ確認を忘れない
- 4|生活用品に必要なお金
- 5|入居後すぐに必要な生活費
- 一人暮らしの初期費用を計算する方法
- コピペして使える初期費用整理表
- 初期費用を抑えたいなら「優先順位」を決める
- 家具・家電は新品だけにこだわらなくてもいい
- 「安いから買う」をしない
- 初期費用を減らしすぎて毎月の負担を増やさない
- 家賃以外の固定費も忘れない
- 予算をオーバーしたらどこから減らす?
- 引っ越し前に「特別費」として分けておく
- 新生活のお金も「お金・時間・手間」で考える
- 10分でできる初期費用チェック
- 60分あれば購入予定を3段階に分ける
- 一人暮らし初期費用の送信前チェックリスト
- まとめ|一人暮らしの初期費用は「総額」より「内訳」を見る
一人暮らしの初期費用は人によって大きく変わる
最初に知っておきたいのは、
一人暮らしの初期費用に「全員共通の正解」はない
ということです。
住む地域。
家賃。
物件の契約条件。
引っ越す距離。
荷物量。
持っている家具・家電。
新しく購入するもの。
によって、必要な金額は変わります。
たとえば、実家から近距離へ引っ越し、家具や家電をある程度持っている人と、
遠方へ引っ越し、家具・家電を一からそろえる人では、必要な金額は大きく違います。
そのため、
「一人暮らしには○万円必要」
という数字だけを見て判断するのではなく、
自分の場合は何にお金がかかるのか
を一つずつ確認することが重要です。
初期費用は大きく4つに分ける
一人暮らし開始時のお金は、大きく次の4つに分けると分かりやすくなります。
- 賃貸契約に必要なお金
- 引っ越しに必要なお金
- 家具・家電・生活用品に必要なお金
- 入居後の生活に必要なお金
この4つを別々に見積もると、
「思っていたよりお金が足りない」
という失敗を防ぎやすくなります。
1|賃貸契約に必要なお金
一人暮らしで最初に大きな支出になりやすいのが、部屋を借りるためのお金です。
契約内容によって異なりますが、一般的には、
家賃。
敷金。
礼金。
仲介に関する費用。
保証に関する費用。
保険。
鍵交換などの費用。
前払いとなる家賃や共益費。
などが発生する場合があります。
物件ごとに条件は違う
同じ家賃の物件でも、
敷金がある。
礼金がない。
別の初期費用がある。
など、契約条件は異なります。
そのため、家賃だけを見て、
「この部屋なら安い」
と判断しないようにしましょう。
確認したいのは、
契約するときに最終的にいくら支払う必要があるか
です。
不明な費用がある場合は、不動産会社や契約書類などで内容を確認しましょう。
敷金とは?
敷金は、契約条件に応じて、家賃の未払いなどに備えるために預ける性質のお金です。
退去時の扱いなどは契約内容によって異なります。
重要なのは、
「払ったから必ず全額戻る」
「必ず戻らない」
と決めつけないことです。
契約書の条件を確認しましょう。
礼金とは?
礼金は、賃貸契約時に設定されることがある費用です。
物件によって、
礼金あり。
礼金なし。
など条件が異なります。
初期費用を抑えたい場合は、家賃だけでなく敷金・礼金などを含めて比較すると分かりやすくなります。
仲介などに関する費用も確認する
不動産会社を通して物件を契約する場合、仲介に関する費用が発生することがあります。
これも契約によって異なるため、
「部屋の家賃だけ」
ではなく、契約時の見積書全体を確認することが大切です。
保証・保険・鍵などの費用も見落とさない
物件によっては、
保証会社に関する費用。
保険。
鍵交換。
その他契約時に必要な費用。
などが設定されている場合があります。
一つずつ見ると小さく感じても、合計すると負担が大きくなることがあります。
契約前に、
初期費用の内訳を一覧で確認する
ことをおすすめします。
2|引っ越しに必要なお金
次に必要なのが、荷物を新居へ運ぶためのお金です。
引っ越し費用は、
移動距離。
荷物量。
日程。
依頼する作業内容。
などによって変わります。
荷物が多いほど負担は増えやすい
家具。
家電。
衣類。
本。
趣味用品。
など、荷物が多ければ運ぶ量も増えます。
そのため、引っ越し前に不用品を整理しておくことは、
片付けの手間を減らす
だけではなく、
引っ越し全体の負担を小さくすること
にもつながります。
自分で運べば必ず得とは限らない
費用を抑えるために、
「全部自分で運ぼう」
と考える人もいるでしょう。
荷物が少なく近距離なら、自分で対応できる場合もあります。
ただし、
車を用意する。
荷物を運ぶ。
大型家具を持つ。
何度も往復する。
という作業が必要になる場合があります。
仕事が忙しい人は、
料金だけでなく、自分が使う時間や体力
も考えましょう。
3|家具・家電に必要なお金
新生活では、家具や家電をそろえる費用も発生します。
代表的なのは、
冷蔵庫。
洗濯に必要な設備。
電子レンジなどの調理家電。
照明。
寝具。
テーブル。
カーテン。
収納用品。
などです。
ただし、最初から全部買う必要はありません。
最初から必要なものを優先する
引っ越し前は、
「あれも必要」
「これも便利そう」
と買い物が増えやすくなります。
しかし、予算には限りがあります。
最初は、
寝る。
食べる。
洗濯する。
仕事へ行く。
という日常生活に必要なものを優先しましょう。
便利家電は生活してからでも遅くない
たとえば、
便利な調理家電。
追加の収納家具。
大型テレビ。
掃除をラクにする家電。
などは、実際に生活を始めてから必要か考える方法もあります。
生活してみると、
思ったほど料理しなかった。
収納が十分だった。
テレビを見る時間がなかった。
ということもあります。
家具・家電はサイズ確認を忘れない
安く買えたとしても、
部屋に置けない。
玄関を通らない。
コンセントの位置に合わない。
という状態では使えません。
家具や家電を買う前に、
設置スペース。
搬入経路。
高さ。
幅。
奥行き。
を確認しましょう。
安さだけで選ぶより、
失敗して買い直さないこと
のほうが結果的に支出を抑えやすくなります。
4|生活用品に必要なお金
家具・家電ほど目立ちませんが、生活用品も積み重なると大きな支出になります。
たとえば、
トイレットペーパー。
ティッシュ。
ゴミ袋。
洗剤。
掃除用品。
タオル。
食器。
調理用品。
洗面用品。
ハンガー。
物干し用品。
などです。
一つずつは安くても合計すると増える
生活用品は、
「数百円だから大丈夫」
と思って次々買うと、合計金額が増えます。
そのため、新生活開始時は、
初日から必要なものだけ買う
ことを意識しましょう。
収納用品や予備の日用品は、生活してから必要に応じて追加しても構いません。
5|入居後すぐに必要な生活費
初期費用を考えるときに忘れやすいのが、
引っ越したあとの生活費
です。
引っ越しが終わったら、次の日から通常の生活が始まります。
家賃。
食費。
日用品。
通信費。
交通費。
光熱費。
その他の固定費。
などが発生します。
初期費用で貯金を使い切らない
たとえば、
部屋の契約。
引っ越し。
家具。
家電。
に予算をすべて使ってしまうと、入居後の生活が苦しくなります。
そのため、
引っ越したあとにも使えるお金を残しておく
ことが重要です。
一人暮らしの初期費用を計算する方法
「結局いくら必要なの?」
と迷ったら、次のように自分で計算してみましょう。
STEP1|賃貸契約費用を書く
不動産会社などから提示された見積もりを確認します。
契約時に必要な金額をそのまま書きます。
STEP2|引っ越し費用を書く
引っ越し方法を決め、必要な費用を確認します。
STEP3|家具・家電の予算を書く
絶対に必要なものだけ一覧にします。
STEP4|生活用品の予算を書く
初日に必要なものを中心に考えます。
STEP5|入居後の生活費を確保する
引っ越し後すぐに必要となる生活費も別に考えます。
最後に合計します。
コピペして使える初期費用整理表
新生活の予算を整理するときは、次の形で書き出すと分かりやすくなります。
【賃貸契約】
家賃・共益費:
敷金:
礼金:
仲介に関する費用:
保証に関する費用:
保険:
鍵などその他費用:
小計:
【引っ越し】
荷物の運搬:
梱包用品:
交通費:
その他:
小計:
【家具・家電】
冷蔵庫:
洗濯関連:
電子レンジなど:
寝具:
照明:
カーテン:
その他:
小計:
【生活用品】
洗面用品:
掃除用品:
キッチン用品:
日用品:
その他:
小計:
【引っ越し後】
食費:
通信費:
交通費:
日用品:
予備費:
小計:
【新生活に必要な金額の合計】
合計:
こうして書き出すと、
何にお金がかかるのか。
どこを調整できるのか。
が見えやすくなります。
初期費用を抑えたいなら「優先順位」を決める
初期費用を減らしたいとき、
すべてを最安にする必要はありません。
まず、
絶対必要。
できれば必要。
後からでもいい。
の3つに分けます。
絶対必要
寝具。
生活に必要な家電。
カーテン。
最低限の日用品。
などです。
できれば必要
生活スタイルによって便利になるものです。
後からでもいい
インテリア。
追加収納。
便利家電。
趣味用の家具。
などです。
このように分ければ、最初の支出を抑えやすくなります。
家具・家電は新品だけにこだわらなくてもいい
新生活では、すべて新品でそろえたくなるかもしれません。
しかし、予算を抑えたい場合は、
今持っているものを使う。
家族から譲ってもらう。
必要なものだけ新品にする。
などの選択肢もあります。
中古品などを検討する場合は、商品の状態や保証、衛生面などを自分で確認することが大切です。
「安いから買う」をしない
新生活準備では、
セール。
まとめ買い。
新生活セット。
などを見る機会も増えます。
しかし、
安いから。
セットだから。
という理由だけで買うと、使わないものが増える可能性があります。
大切なのは、
その商品が自分の新生活に本当に必要か
です。
買う前に、
初日から使うか。
置く場所があるか。
すでに同じものを持っていないか。
を確認しましょう。
初期費用を減らしすぎて毎月の負担を増やさない
初期費用だけを安くすることに集中すると、後から毎月の負担が増える場合があります。
たとえば、
家賃は少し安い。
しかし通勤時間がかなり長い。
交通の負担が増える。
帰宅が遅くなり外食が増える。
ということも考えられます。
そのため、新生活では、
最初にいくら払うか
だけではなく、
その後毎月いくらかかるか
も確認しましょう。
家賃以外の固定費も忘れない
一人暮らしでは、
通信。
インターネット。
サブスク。
保険。
定期的なサービス。
などが毎月発生する場合があります。
引っ越し直後は、
「月額は小さいから大丈夫」
と思って契約を増やしやすい時期でもあります。
しかし、小さな固定費でも複数になると家計を圧迫します。
契約前に、
本当に必要か。
毎月いくら払うか。
を確認しておきましょう。
予算をオーバーしたらどこから減らす?
計算した結果、
「想像より高い」
となった場合は、すぐに無理をするのではなく内容を見直します。
1|後から買える家具・家電を減らす
まず減らしやすいのは、入居初日に不要なものです。
収納家具や便利家電などは後から購入できます。
2|不用品を減らす
荷物が多いなら、新居へ持っていくものを整理します。
3|契約内容をもう一度確認する
不明な費用が含まれている場合は、何のための費用なのか確認します。
ただし、必要な契約条件を勝手に省くことはできません。
4|引っ越し後の生活費は削りすぎない
初期費用にお金を回すために、入居後の生活費までほとんど残さない方法は避けたほうがよいでしょう。
新生活開始後にも支出は続きます。
引っ越し前に「特別費」として分けておく
普段の生活費と、新生活のために使うお金を同じ口座や予算で管理すると、
「今いくら使っていいのか分からない」
となることがあります。
そこで、
引っ越し・新生活用。
普段の生活用。
として分けて考える方法があります。
必ず別の銀行口座を作る必要はありません。
メモや家計管理アプリなどで分けるだけでも構いません。
新生活のお金も「お金・時間・手間」で考える
初期費用を抑えることは大切です。
しかし、一番安い方法が必ず自分に合うとは限りません。
たとえば、
家具をすべて自分で運ぶ。
遠くの店まで最安商品を探しに行く。
複数のサービスを何時間も比較する。
という方法は、支出を少し抑えられても時間と手間が増えます。
仕事が忙しい人ほど、
お金・時間・手間
の3つで判断しましょう。
少し費用を払うことで何時間も節約できるなら、それも一つの選択です。
10分でできる初期費用チェック
まだ予算を作っていない人は、まず次の4つを書いてみましょう。
1|賃貸契約に必要な金額
見積もりがある場合は確認します。
2|引っ越しに使える金額
荷物をどう運ぶか考えます。
3|絶対必要な家具・家電
初日から必要なものだけ書きます。
4|引っ越したあとに残しておきたい生活費
ここをゼロにしないことが重要です。
60分あれば購入予定を3段階に分ける
少し時間があるなら、家具・家電・日用品のリストを作ります。
そして、
A:初日から必要。
B:1か月以内に欲しい。
C:生活してから考える。
の3つに分けましょう。
こうすると、
「全部今買わないと」
という状態を防げます。
一人暮らし初期費用の送信前チェックリスト
新生活の予算を確定する前に、次の5項目を確認しましょう。
- 賃貸契約時の費用を家賃だけで判断していない
- 引っ越し代を予算に入れている
- 家具・家電を初日に必要なものへ絞っている
- 日用品など小さな支出も計算している
- 引っ越し後の生活費・予備のお金を残している
この5つが確認できていれば、予算の抜け漏れを減らしやすくなります。
まとめ|一人暮らしの初期費用は「総額」より「内訳」を見る
一人暮らしを始めるとき、
「いくらあれば足りる?」
という疑問を持つのは自然なことです。
ただし、必要な金額は、
住む場所。
家賃。
物件の契約条件。
引っ越し距離。
荷物量。
家具・家電の購入状況。
によって変わります。
そのため、
「一人暮らしには○万円あれば大丈夫」
と一つの数字だけで判断するのではなく、
自分に必要な費用を項目別に足していくこと
が大切です。
まず、
賃貸契約。
引っ越し。
家具・家電。
生活用品。
入居後の生活費。
に分けましょう。
そして、
初日から必要なもの。
後から買えるもの。
に分けます。
特に注意したいのは、引っ越しまでに予算を使い切ってしまうことです。
新居に移ったあとも、
家賃。
食費。
通信費。
日用品。
などの支出は続きます。
だからこそ、
「引っ越せる金額」ではなく、「引っ越したあとも生活できる金額」
を用意することが重要です。
新生活では、最初からすべてを完璧にそろえる必要はありません。
必要最低限から始めて、生活しながら少しずつ整えていきましょう。
そして、
お金・時間・手間
の3つを比べながら、自分にとって無理のない新生活を作ってみてください。


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