「毎月ちゃんと働いているのに、なぜかお金が残らない」
「節約したいけれど、食費を削るのはしんどい」
「固定費を見直すといいと聞くけど、何から確認すればいいの?」
20〜30代の一人暮らし・二人暮らしでは、このような悩みを感じることがあります。
毎月の支出を減らそうとすると、
コンビニを我慢する。
外食を減らす。
趣味の支出を削る。
といった方法を考えがちです。
もちろん、こうした支出の見直しも大切です。
ただし、毎日我慢を続ける節約は、負担になりやすいというデメリットがあります。
そこで確認したいのが固定費です。
固定費とは、毎月ある程度決まって発生する支出のことです。
たとえば、
家賃。
通信費。
保険。
サブスクリプション。
定期的に利用しているサービス。
などです。
固定費は、一度見直すとその後も支出の変化が続きやすいため、毎月の家計を整理したい人が確認しておきたい項目です。
ただし、
「固定費は全部安くすればいい」
というわけではありません。
大切なのは、
今払っている金額に対して、自分が必要なサービスを受けられているか
を確認することです。
この記事では、固定費を見直したい20〜30代に向けて、毎月の支出を整理するときのチェックポイントを分かりやすく解説します。
- 固定費とは?
- なぜ固定費から見直すと家計を整理しやすいの?
- 固定費1|家賃を確認する
- 固定費2|スマートフォン料金を確認する
- 固定費3|自宅インターネットを確認する
- 固定費4|サブスクリプションを確認する
- 固定費5|保険を確認する
- 固定費6|定期購入・会員サービスを確認する
- 固定費7|交通費・移動に関する定期支出を確認する
- 固定費を見直すときのチェックポイント1|本当に使っているか
- チェックポイント2|同じ目的のサービスが重複していないか
- チェックポイント3|今の生活に合っているか
- チェックポイント4|料金以外の条件も確認する
- チェックポイント5|年間金額に直してみる
- 固定費を全部一気に見直さなくていい
- 固定費を見直した分を別の支出に使ってもいい
- 固定費の見直しでも「お金・時間・手間」を考える
- 見直し後も半年〜1年に一度は確認する
- 固定費を見直す順番に迷ったらこの3STEP
- 固定費を見直すときに避けたい3つの失敗
- 今日できる固定費チェック
- まとめ|固定費は「安くする」より「今の自分に合っているか」を確認しよう
固定費とは?
固定費とは、毎月または一定期間ごとに、ある程度決まった金額が発生する支出です。
代表的なものとして、
家賃。
スマートフォン料金。
インターネット料金。
保険料。
サブスクリプション。
定額サービス。
などがあります。
変動費との違い
食費や交際費などは、使い方によって毎月金額が変わります。
こうした支出は変動費と呼ばれます。
たとえば、
今月は外食が多かった。
来月は自炊を増やした。
という場合、食費は大きく変わる可能性があります。
一方、家賃や通信費などは、契約を変更しない限り毎月似た金額が発生します。
そのため固定費は、
何もしなくても毎月自動的に出ていくお金
と考えると分かりやすいでしょう。
なぜ固定費から見直すと家計を整理しやすいの?
固定費を確認するメリットは、毎日の我慢が少なくても支出を見直せる可能性があることです。
たとえば、
毎日100円節約しよう。
毎回スーパーの安い商品を探そう。
とすると、そのたびに判断や我慢が必要です。
一方、使っていない定額サービスを一つ整理すれば、その後は毎月その支出を考えなくて済む場合があります。
「毎月繰り返す支出」に注目する
1回だけの買い物より、
毎月。
毎年。
継続して発生する支出。
を確認することがポイントです。
一度の金額が小さくても、長期間続けば大きな金額になります。
だからこそ、固定費は定期的に確認する価値があります。
固定費1|家賃を確認する
固定費の中でも大きな割合を占めやすいのが家賃です。
毎月必ず発生するため、家計への影響も大きくなりやすい項目です。
ただし、
「高いからすぐ引っ越す」
という必要はありません。
家賃と生活の便利さを一緒に考える
家賃が高くても、
職場に近い。
駅から近い。
買い物しやすい。
設備が充実している。
通勤時間を短くできる。
というメリットがある場合があります。
反対に、家賃を下げた結果、
通勤時間が長くなる。
交通費が増える。
買い物が不便になる。
ということもあります。
そのため家賃は、
金額だけでなく、時間と手間も含めて考える
ことが大切です。
見直しやすいタイミング
家賃は簡単に変更できる支出ではありません。
そのため、
更新時期。
転職。
引っ越し。
同棲。
一人暮らし開始。
などのタイミングで見直すとよいでしょう。
今すぐ変更する必要がなくても、
「次に引っ越すなら、家賃はいくらまでにするか」
を考えておくだけでも家計管理につながります。
固定費2|スマートフォン料金を確認する
スマートフォン料金も、毎月発生しやすい固定費です。
契約した当時のプランを、そのまま何年も使っている人もいるでしょう。
しかし、利用状況は変わることがあります。
今の使い方に合っているか確認する
確認したいのは、
毎月どれくらいデータ通信を使っているか。
通話をどれくらいするか。
自宅や職場でWi-Fiを使うことが多いか。
不要なオプションが付いていないか。
です。
必要以上に大きなプランを契約している場合は、見直せる可能性があります。
安さだけで決めない
料金が安くても、
自分がよく使う場所でつながりにくい。
必要なサポートを受けにくい。
利用方法が分かりにくい。
という状態なら、生活のストレスが増えることがあります。
通信費も、
お金・時間・手間
で比較しましょう。
固定費3|自宅インターネットを確認する
一人暮らしでも、
動画を見る。
在宅勤務をする。
オンラインゲームをする。
パソコンを使う。
という場合、自宅のインターネット回線を契約している人も多いでしょう。
本当に必要な契約か確認する
まずは、
自宅でどの程度インターネットを使うのか。
スマートフォンだけで足りるのか。
仕事で安定した通信環境が必要なのか。
を確認します。
自宅でほとんどインターネットを使っていないのに、契約だけ続いているなら見直し候補になります。
一方、在宅勤務などで安定した通信が必要なら、料金だけを理由に変更するのは慎重に判断したほうがよいでしょう。
スマートフォンとまとめて確認する
通信費は、
スマートフォン。
自宅インターネット。
関連オプション。
を別々に考えるより、合計で確認すると分かりやすくなります。
「通信費全体で毎月いくら払っているか」
を一度確認してみましょう。
固定費4|サブスクリプションを確認する
固定費の中でも見直しやすいのがサブスクリプションです。
動画。
音楽。
電子書籍。
クラウドサービス。
アプリ。
オンラインサービス。
など、月額料金で利用できるサービスはたくさんあります。
「使っているか」で判断する
サブスクを見直すときは、
料金が高いか安いか
だけでなく、
実際に使っているか
を確認します。
たとえば、
毎日のように使う動画サービス。
仕事で必要なクラウドサービス。
趣味で頻繁に使う音楽サービス。
なら、自分にとって価値がある可能性があります。
一方、
登録したことを忘れている。
何か月も使っていない。
似たサービスを複数契約している。
場合は見直し候補です。
無料期間後の継続にも注意する
無料体験を申し込み、そのまま継続しているサービスがないかも確認しましょう。
クレジットカード明細を見ると、
「これ何の支払いだろう?」
というものが見つかることがあります。
一度、毎月の定額支払いを一覧にしてみると分かりやすくなります。
固定費5|保険を確認する
保険も毎月または一定期間ごとに保険料を支払うため、固定費の一つです。
ただし、保険は通信費やサブスクより慎重に考える必要があります。
単純に、
「高いから解約」
と判断しないようにしましょう。
何のために加入しているか確認する
まず、
何に備える保険なのか。
どのような保障があるのか。
現在の生活状況に合っているのか。
を確認します。
たとえば、
加入したのがかなり前。
生活状況が変わった。
内容をよく覚えていない。
という場合は、一度契約内容を確認する価値があります。
分からないまま変更しない
保険は専門的な内容が含まれます。
変更・解約などを検討する場合は、契約内容や条件を確認したうえで判断しましょう。
固定費を見直す目的は、
必要な保障までなくすことではありません。
自分に必要なものを理解し、不要な重複などがないか整理することです。
固定費6|定期購入・会員サービスを確認する
サブスク以外にも、
定期配送。
有料会員。
会員制サービス。
アプリ内の継続課金。
など、定期的にお金が発生するサービスがあります。
「昔は必要だった」が残っていないか
契約したときは必要でも、今は使っていないことがあります。
たとえば、
以前よく利用していたサービス。
昔の趣味で登録した会員。
定期的に届く商品。
などです。
こうした支出は、
「自動で支払われる」
ため、気づきにくいのが特徴です。
口座やカード明細を見て、一つずつ確認してみましょう。
固定費7|交通費・移動に関する定期支出を確認する
生活スタイルによっては、移動に関する支出も毎月一定額発生します。
たとえば、
定期券。
駐車場。
車に関する支出。
自転車の定額サービス。
などです。
生活スタイルが変わったら見直す
転職。
在宅勤務。
引っ越し。
勤務日数の変化。
などがあった場合、以前の契約が今の生活に合っていない可能性があります。
特に在宅勤務が増えたのに、以前と同じ移動方法を続けている場合などは、一度確認してみましょう。
固定費を見直すときのチェックポイント1|本当に使っているか
最初に確認するのは、
現在も使っているか
です。
毎月支払っていても、実際にはほとんど利用していないサービスがあるかもしれません。
判断するときは、
先月使ったか。
直近3か月で何回使ったか。
なくなったら困るか。
を考えてみましょう。
「せっかく契約しているから」
という理由だけで残している場合は、見直し候補になります。
チェックポイント2|同じ目的のサービスが重複していないか
気づかないうちに、似た役割のサービスを複数契約していることがあります。
たとえば、
似た動画サービス。
似たクラウドサービス。
似た会員特典。
などです。
もちろん、それぞれ使っているなら問題ありません。
ただ、
「どちらか片方しか使っていない」
なら、整理できる可能性があります。
チェックポイント3|今の生活に合っているか
契約した当時と、現在の生活は同じとは限りません。
学生から会社員になった。
出社から在宅勤務が増えた。
一人暮らしを始めた。
引っ越した。
生活時間が変わった。
という変化があります。
契約時には最適だったものでも、今は合っていないことがあります。
固定費は、
過去の自分ではなく、今の生活に合っているか
で判断しましょう。
チェックポイント4|料金以外の条件も確認する
固定費を安くしたいと考えると、
月額料金
だけを比較しがちです。
しかし、
変更手数料。
解約条件。
契約期間。
サービス内容。
使いやすさ。
サポート。
なども確認する必要があります。
月額料金は安くなっても、変更に大きな手間がかかったり、必要な機能が使えなくなったりする場合があります。
だからこそ、
金額だけで判断しないこと
が重要です。
チェックポイント5|年間金額に直してみる
毎月の固定費は、金額が小さく見えることがあります。
そこで、
月額×12か月
で年間金額を考えてみましょう。
たとえば月1,000円なら、単純計算で年間12,000円です。
月3,000円なら年間36,000円になります。
年間で考えると、
「このサービスにこの金額を払う価値があるか」
を判断しやすくなります。
ただし、価値を感じているサービスまで無理に削る必要はありません。
固定費を全部一気に見直さなくていい
固定費を確認すると、
家賃。
通信。
保険。
サブスク。
など、見るものが多くて面倒に感じるかもしれません。
しかし、一度に全部行う必要はありません。
10分でできること
まずはクレジットカードや銀行口座の明細を開き、
毎月同じように発生している支出を確認します。
知らない支払い。
使っていないサービス。
重複しているもの。
がないか見るだけでも構いません。
60分でできること
時間があるときに、
通信費。
サブスク。
定期購入。
など、比較的確認しやすいものを整理します。
現在の契約内容と利用状況を確認しましょう。
数日かけて考えること
家賃。
保険。
インターネット回線。
など、変更による影響が大きいものは急いで決める必要はありません。
条件を確認し、自分の生活に合うか考えたうえで判断します。
固定費を見直した分を別の支出に使ってもいい
固定費を減らせたからといって、すべて貯金しなければならないわけではありません。
たとえば、
貯金する。
旅行費に回す。
趣味に使う。
便利な家事サービスに使う。
食事を少しラクにする。
という使い方もできます。
大切なのは、
何となく出ていくお金を、自分が価値を感じるところへ移すこと
です。
固定費の見直しでも「お金・時間・手間」を考える
このブログでは、生活サービスを考えるときに、
お金。
時間。
手間。
の3つを大切にしています。
固定費も同じです。
たとえば、
毎月数百円安くなる。
しかし毎回手続きが面倒になる。
サポートが必要なときに困る。
という場合、本当に自分に合った見直しなのか考える必要があります。
反対に、
一度変更すれば、その後ほとんど手間がかからず毎月の支出を減らせる
のであれば、見直す価値を感じやすいでしょう。
見直し後も半年〜1年に一度は確認する
固定費は一度変更すれば終わりではありません。
生活は変化します。
転職。
引っ越し。
同棲。
結婚。
在宅勤務。
新しいサービスの利用。
などによって、必要な契約も変わります。
そのため、
半年に一度。
1年に一度。
引っ越し前。
年度の変わり目。
など、自分で確認するタイミングを決めておくとよいでしょう。
頻繁に見直す必要はありません。
「しばらく確認していない」
という状態を減らすことが大切です。
固定費を見直す順番に迷ったらこの3STEP
何から確認すればいいのか迷う人は、次の順番で進めてみましょう。
STEP1|毎月自動で支払っているものを書き出す
銀行口座やカード明細を見ながら、
家賃。
通信。
保険。
サブスク。
定期購入。
などを書き出します。
STEP2|「使っている・使っていない」で分ける
次に、
よく使っている。
たまに使う。
ほとんど使っていない。
の3つ程度に分けます。
STEP3|一番簡単なものを一つだけ見直す
最初から家賃や保険を変更する必要はありません。
使っていないサブスク。
不要なオプション。
など、判断しやすいものから始めます。
一つ終わったら、次の項目へ進みましょう。
固定費を見直すときに避けたい3つの失敗
固定費は見直しやすい一方、やり方を間違えると生活が不便になることがあります。
失敗1|料金だけで決める
最安料金だけを見て変更すると、自分に必要なサービスが不足することがあります。
失敗2|解約条件を確認しない
サービスによっては、変更・解約に条件がある場合があります。
申し込む前だけでなく、見直すときにも契約条件を確認しましょう。
失敗3|必要なものまで削る
節約することが目的になり、
生活に必要なサービス。
自分が本当に楽しんでいるサービス。
まで削ってしまうことがあります。
固定費の見直しは、
全部を安くすることではなく、不要な支出を減らすこと
です。
今日できる固定費チェック
「固定費を見直したいけど面倒」
という人は、今日10分だけ使ってみましょう。
やることはシンプルです。
銀行口座またはクレジットカードの利用履歴を開きます。
そして、
毎月同じ名前で引き落とされている支出
を探します。
その中に、
何の支払いか分からない。
ほとんど使っていない。
似たサービスが複数ある。
というものがあればメモします。
今日すぐ解約する必要はありません。
まず、
自分が毎月何に固定費を払っているか知る
だけで十分です。
まとめ|固定費は「安くする」より「今の自分に合っているか」を確認しよう
固定費を見直したいときは、ただ安いサービスを探すのではなく、
今の生活に必要な支出かどうか
を確認することが大切です。
主な確認項目は、
- 家賃
- スマートフォン料金
- 自宅インターネット
- サブスクリプション
- 保険
- 定期購入・会員サービス
- 交通や移動に関する定期支出
です。
確認するときは、
実際に使っているか。
同じ目的のサービスが重複していないか。
今の生活に合っているか。
料金以外の条件は問題ないか。
年間ではいくら支払っているか。
を見てみましょう。
固定費は、一度見直せば毎日のように我慢を続けなくても、家計を整理しやすくなる可能性があります。
ただし、
「安くすること」
だけを目的にする必要はありません。
必要なサービスや自分が価値を感じているものは残して構いません。
大切なのは、
何となく払い続けている固定費を減らすこと
です。
そして、
お金・時間・手間
の3つで考え、自分の暮らしに合った選択をしましょう。
まずは今日、直近1か月の銀行口座やクレジットカード明細を確認して、
「毎月自動的に支払っているもの」
を一覧にするところから始めてみてください。


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